諏訪、上伊那地方のスイミングクラブの選手と松本市を拠点に活動する障がい者水泳クラブ「ウルトラ☆スターズ」の選手が参加する初の合同合宿が3日、下諏訪町西浜のAFASスワのプールで始まった。障害の有無に関係なく一緒に練習を重ね、それぞれの目標に向けて切磋琢磨し、実力アップを目指す。
合宿は諏訪地方の選手の競技力向上を目的に、諏訪以外の選手にも参加を呼び掛けて毎年開いており、今年で7年目。今回は119人が参加して5日まで同町と箕輪町の2会場で行われる。レベルや種目に応じて10グループに分かれ、それぞれの練習メニューをこなす。
「ウルトラ☆スターズ」の参加は今回が初めて。同クラブの選手にとってはほかのスイミングクラブの選手とともに高いレベルの練習ができる。健常者の選手にとっては「ウルトラ☆スターズ」の選手の練習に臨むひたむきさを近くで感じられるという相乗効果が期待されている。
合宿に参加した選手たちは中体連、高体連、日本知的障害者選手権水泳競技大会、ジャパンパラ水泳競技大会などでの健闘を誓い、練習に励んでいる。
「ウルトラ☆スターズ」の木下翔平さん(26)=安曇野市=は「合宿では、スピードアップを目標にしたい」と意気込み、ジャパンパラに出場する小祝千果さん(19)=松本市=は「大会での自己新を目指してこの合宿を頑張りたい」と語った。
練習に励む「ウルトラ☆スターズ」の選手ら
2017年5月4日 長野日報