長野県は29日、精神障害者約7000人分の個人情報を含む計2万9400件の情報が記録された書類とCD―ROM3枚を紛失したと発表した。3月下旬に紛失し、職員の報告の遅れなどで2カ月後に公表した。
県健康長寿課によると、書類とCDには精神科への通院を補助する「自立支援医療費」の受給者や、強制入院を意味する「措置入院」対象者の氏名や病名、受診した医療機関などを記載していた。
昨年9月診療分のデータで、医療費の明細書である「診療報酬明細書」や、明細書を基に作成した名簿なども含まれている。担当職員が今年3月23日に紛失に気付き、探したが見つからなかった。職員は4月中旬になり係長へ紛失を報告。さらに課長が紛失を知ったのは今月21日だった。
同課は、職員が外部に持ち出した形跡がなく、保管場所に部外者が立ち入る可能性が低いため、「書類の近くにあった資料などに紛れ、誤って廃棄した可能性が高い」と説明している。
小林良清課長は「保管場所を確保し、書類を適正に管理できるようにする。文書管理の研修を実施し、再発防止に努める」と陳謝している。
2013年5月29日 22時18分 (中日新聞)
県健康長寿課によると、書類とCDには精神科への通院を補助する「自立支援医療費」の受給者や、強制入院を意味する「措置入院」対象者の氏名や病名、受診した医療機関などを記載していた。
昨年9月診療分のデータで、医療費の明細書である「診療報酬明細書」や、明細書を基に作成した名簿なども含まれている。担当職員が今年3月23日に紛失に気付き、探したが見つからなかった。職員は4月中旬になり係長へ紛失を報告。さらに課長が紛失を知ったのは今月21日だった。
同課は、職員が外部に持ち出した形跡がなく、保管場所に部外者が立ち入る可能性が低いため、「書類の近くにあった資料などに紛れ、誤って廃棄した可能性が高い」と説明している。
小林良清課長は「保管場所を確保し、書類を適正に管理できるようにする。文書管理の研修を実施し、再発防止に努める」と陳謝している。
2013年5月29日 22時18分 (中日新聞)