文字を音声に読み替える「音声パソコン」の普及に、岡山県視覚障害者センター(岡山市北区西古松)が力を入れている。インターネットで新聞や雑誌を含めた多様な情報に触れ、生活の質を高めてもらうのが狙い。無料講座を随時開講しており、参加を呼び掛けている。
音声パソコンはカーソル(矢印)、エンター(決定)キーを使うだけで音声案内によるネット検索が可能。市価数万円の専用ソフトが必要だが、障害者の生活用具購入補助制度を使えば1割負担で済む。新聞や書籍を読める別のソフトもあり、購入には同制度を活用できる。
講座は2004年に開講。4日間(計12時間)で基本操作を学べ、受講後はマンツーマンでボランティアのサポートが受けられる。2年前に受講して音声パソコンを使い始めた女性は「ブログやメールが楽しく、夢中になれる。落ち込んだ時に励ましてくれる友人もできた」と話す。
ただ、開講後9年間の受講者は延べ約100人にとどまる。コンピューターへの抵抗感が根強いとみられ、川田忠茂所長は「操作は簡単で得られる情報は一挙に増える。新しい世界とつながってほしい」と話している。問い合わせは同センター(086―244―1121)。
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画面上の文字を読み上げる音声パソコン。専用ソフトを使えば新聞や雑誌も読める
山陽新聞-(2013/8/5 23:03)
音声パソコンはカーソル(矢印)、エンター(決定)キーを使うだけで音声案内によるネット検索が可能。市価数万円の専用ソフトが必要だが、障害者の生活用具購入補助制度を使えば1割負担で済む。新聞や書籍を読める別のソフトもあり、購入には同制度を活用できる。
講座は2004年に開講。4日間(計12時間)で基本操作を学べ、受講後はマンツーマンでボランティアのサポートが受けられる。2年前に受講して音声パソコンを使い始めた女性は「ブログやメールが楽しく、夢中になれる。落ち込んだ時に励ましてくれる友人もできた」と話す。
ただ、開講後9年間の受講者は延べ約100人にとどまる。コンピューターへの抵抗感が根強いとみられ、川田忠茂所長は「操作は簡単で得られる情報は一挙に増える。新しい世界とつながってほしい」と話している。問い合わせは同センター(086―244―1121)。

画面上の文字を読み上げる音声パソコン。専用ソフトを使えば新聞や雑誌も読める
山陽新聞-(2013/8/5 23:03)