NHKの番組「みんなの手話」の講師を務める早瀬憲太郎さん(40)=横浜市=による講演会「聴覚障害児・者を取り巻く災害〜親・地域・学校として出来ること」が2日、神戸市垂水区福田1の神戸聴覚特別支援学校であり、住民や保護者ら約100人が耳を傾けた。
早瀬さん自身、生まれつき耳が不自由だが、地元で障害児を対象とした学習塾を運営したり、映像作家として映画を制作したりと多方面で活躍している。
今回は、同校が進める防災教育の一環として招かれた。
講演では、東日本大震災で亡くなった障害者のうち、車いすなどの肢体不自由者に次いで聴覚障害者が多かったとの宮城県のデータを紹介。「防災無線や津波の音が聞こえなければ逃げられない」と話し、一方で、普段から地域に溶け込んでいた人は助けられたケースも多いと指摘した。
自身の教え子で、生まれたときから家族ぐるみで地域と関係を築いていた少女も紹介。「何かあったときのため、親が積極的に地域と関わりをもっておくことが重要」と語り掛けた。
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災害時の障害者の状況について手話で話す早瀬憲太郎さん=神戸聴覚特別支援学校
神戸新聞-2013/12/16/ 05:30
早瀬さん自身、生まれつき耳が不自由だが、地元で障害児を対象とした学習塾を運営したり、映像作家として映画を制作したりと多方面で活躍している。
今回は、同校が進める防災教育の一環として招かれた。
講演では、東日本大震災で亡くなった障害者のうち、車いすなどの肢体不自由者に次いで聴覚障害者が多かったとの宮城県のデータを紹介。「防災無線や津波の音が聞こえなければ逃げられない」と話し、一方で、普段から地域に溶け込んでいた人は助けられたケースも多いと指摘した。
自身の教え子で、生まれたときから家族ぐるみで地域と関係を築いていた少女も紹介。「何かあったときのため、親が積極的に地域と関わりをもっておくことが重要」と語り掛けた。
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災害時の障害者の状況について手話で話す早瀬憲太郎さん=神戸聴覚特別支援学校
神戸新聞-2013/12/16/ 05:30