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身体障害者を司書採用へ サービス、雇用率改善

 県教委は、身体障害者を対象に図書館職員(司書)の採用特別枠を設けた。障害がある人の目線から、来館者へのサービス向上を図るのが目的。障害者の法定雇用率を達成できないでいる県教委の雇用率改善につなげる狙いもある。

 身体障害者向けに司書の採用選考を実施するのは、都道府県別で北海道に次いで二例目という。

 現在でも障害のある来館者への対応は一定程度しているが、より図書館を利用しやすい施設にと特別枠の設置を決めた。採用は一人。四月一日から県立図書館(大津市)などで勤務する。

 司書の受験資格は、介護者なしに仕事ができ、司書資格を持つ大卒(または見込み)。また身体障害者手帳(一〜六級)の交付を受けており、活字の出題に対応できることなどが条件となる。

 受付期間は、図書館への持参が今月二十九日、郵送とインターネットは二十六日まで。一次考査(教養試験と専門試験)は二月九日、二次考査(小論文と口述試験)は同月二十二日に実施する。問い合わせは、県立図書館総務課=電077(548)9691=へ。

 滋賀労働局が昨年公表した雇用状況(昨年六月一日現在)によると、県教委の雇用率は法定雇用率(2・2%)を下回る1・77%。これまでも労働局から適正実施を求める勧告を五回受けており、障害者雇用が課題となっている。

中日新聞 : 2014年1月11日

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