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Channel: ゴエモンのつぶやき
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音訳ソフトで録音図書 文字入力すれば簡単変換 視覚障害者向け、東芝が開発

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パソコンで打ち込んだ文字を機械が読み上げる「音声合成」の技術を使い、視覚障害者向けの本(録音図書)作りを助けるソフトを東芝が開発した。昨年末から日本点字図書館(東京都新宿区)で試験導入したところ、本作りの時間と手間が減って、よりたくさんの本が作れると好評だ。

2年後の実用化を目指す。文字を声にかえる「音訳」の精度を高め、出版社や教材作成会社などに売り込みをはかる。

開発したのは「デイジー・リングス」という音訳支援ソフトで、カーナビゲーションの機械音声向けに開発した技術を応用。パソコンを使って文章を書くような操作で編集できる。元の文書データにアクセントやルビをマウスやキーボードで入力し、作業が終わると音声データに変換できる。音声は若者と年配の男女、計4種類を用意した。

日本点字図書館ではこれまで、まず朗読ボランティアが本を読んで録音し、音声を別のボランティアが本と照らし合わせて間違いがあれば上書きして録音図書を作ってきた。同図書館の担当者は「1冊作るのに数カ月かかったところを、2週間に短縮できるようになった」と話す。


音訳ソフトで録音図書 文字入力すれば簡単変換 視覚障害者向け、東芝が開発

2月22日朝日新聞朝刊

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