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Channel: ゴエモンのつぶやき
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東日本大震災 福島・南相馬から笑顔届ける 障害者の自立研修所、滝沢さんのイラスト人気

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 福島県南相馬市で障害のある人が働く自立研修所「えんどう豆」(利用者13人)の滝沢来実(くるみ)さん(21)のイラストが人気を集めている。オリジナルTシャツの販売は5000枚を超え、缶バッジも好調だ。全国各地で作品展も開かれている。

 えんどう豆は、2011年3月の震災と原発事故で一時閉鎖。滝沢さんは県立相馬養護学校を卒業し、同年6月の再開と同時に機織りなどに取り組んだ。6施設共同の仕事作りプロジェクト「南相馬ファクトリー」が始まり、缶バッジ作りにも加わった。

 才能に着目したのは、所長の佐藤定広さん(51)。滝沢さんが仕事の間によく絵を描いていたため、缶バッジのデザインを依頼。「たきざわくるみ」作の猫キャラクター「チョビ」と「マメ」を加えて8月に約40種を発売すると、「くるみさんのバッジが欲しい」と注文が集まった。Tシャツは12年8月から販売した。

 滝沢さんは、売り上げの5%を受け取る仕組み。缶バッジは、デザイン指定の特注品をはじめ約50万個を販売したが、定番商品では滝沢さんのデザインが1万個超のトップ人気という。

 作品展は昨年から、ファンの呼びかけで東京都葛飾区や神戸市、福岡市などで開催。6月2〜30日は、東京都世田谷区等々力の「パイ焼き茶房」(日祝日は休み)で開く。南相馬ファクトリーの活動報告と合わせてパネル展示などを行う。

 佐藤さんは、ブログなどでの紹介を想定した、滝沢さんのキャラクターを用いた物語も制作中だ。「人の心を引き付ける魅力、オリジナリティーがあります。福島から元気を発信したい」とほほ笑む。

 Tシャツは1枚2000円。バッジは1個150円。問い合わせは、えんどう豆(電話0244・23・4177)。

毎日新聞 2014年03月28日 東京朝

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