神戸市長田区の障害者の就労支援事業所「くららべーかりー」が今月、20周年を迎えた。店は、渥美清さんの遺作となった「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(1995年12月公開)で、阪神大震災に遭って寅さんが手助けするパン屋のモデルになった。26日に市内で祝う会があり、震災や火災を乗り越えて歩んだ軌跡を関係者らが振り返った。
くららべーかりーが開店したのは94年4月。障害者の働く場所をつくろうと石倉泰三さん(61)が脱サラし、数カ月のパン作り修行を経て妻の悦子さんや障害者5人と、長田区の山吉市場の一角に開いた。
開店9カ月後に阪神大震災で店が半壊したが、1カ月後に再開。避難所を回ってパンを配った。震災後、地域住民から「寅さんを呼んで復興につなげよう」と声が上がり、悦子さんも「明るく頑張っています」という手紙を山田洋次監督に送った。
2014年4月27日03時00分 朝日新聞デジタル
くららべーかりーが開店したのは94年4月。障害者の働く場所をつくろうと石倉泰三さん(61)が脱サラし、数カ月のパン作り修行を経て妻の悦子さんや障害者5人と、長田区の山吉市場の一角に開いた。
開店9カ月後に阪神大震災で店が半壊したが、1カ月後に再開。避難所を回ってパンを配った。震災後、地域住民から「寅さんを呼んで復興につなげよう」と声が上がり、悦子さんも「明るく頑張っています」という手紙を山田洋次監督に送った。
2014年4月27日03時00分 朝日新聞デジタル