仮設住宅などで懸命に暮らす東北の人たち。決して人ごとではない県民から被災者の皆さんにエールを送ります。
◆今後も障害者支援
岩手、宮城両県で障害者らの支援活動を続けるＮＰＯ法人トータルケアセンター理事長の安間孝明さん（５４）＝浜松市北区。
「被災地には二十一回足を運んだ。障害者には一人で動けない方や、集団での避難所生活が難しい方もいる。３・１１直後は、そんな障害者の生活ぶりを調べるつもりだった。ところが仮設住宅などを訪れると、食事を出してくれるなど、反対に応援してくれる方もいた。心に深い傷を負っているにもかかわらず、前向きな姿勢に勇気づけられた。震災から一年半過ぎて仮設住まいの方々は、従来の自宅や土地、ローンがどうなるか不安に感じている。その一方で、ボランティアの数は激減している。今後も足を運び続けながら、浜松に障害者を招いて交流を深めたい」
中日新聞-2012年11月25日