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Channel: ゴエモンのつぶやき
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サッカー:知的障害者W杯 日本代表が初の決勝T進出

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 ◇「ひたむきさ」いっぱい、足りないのが資金と用具

 【サンパウロ朴鐘珠】ブラジルで開催中の知的障害者サッカー世界選手権で日本代表が19日、予選リーグを勝ち抜き、4度目の出場で初の決勝トーナメント進出を決めた。選手たちは、ブラジルまでの遠征費のうち30万円を各自負担し、ユニホームやシューズさえ不足する窮状を抱えながらの快挙。次戦は21日の準決勝で、大会3連覇を狙うサウジアラビアに挑む。

 今大会には8カ国が出場。予選B組の日本はブラジルに2−2で引き分け、ポーランドに1−5で敗れ、ドイツに7−0で勝った。勝ち点4を挙げ、ポーランドに次ぐB組2位で予選を通過した。A組はサウジアラビアが1位、南アフリカが2位で通過した。

 大会は4年に1度、サッカーのワールドカップ(W杯)開催国で開かれる。サッカー版パラリンピックという位置づけだ。日本は出場した過去3大会の成績が10位、11位、10位と振るわず、今大会でのドイツ戦で挙げた1勝が初勝利だった。

 障害者サッカーは知的、視覚、聴覚、身体など障害の種類によってさまざまな楽しみ方がある。知的障害の場合、ルールはW杯と同じ。強いて健常者サッカーとの違いを挙げるなら、指示の声がとても重要な点だ。知的障害のある選手は先を読むプレーが苦手な場合が多く、戦術や戦型を忘れさせないように監督やコーチ、選手同士が必死に声を掛け続けなければならない。

 日本代表の小澤通晴監督(51)によると、現チームの力を健常者で例えるなら高校の都道府県大会で16強に入る程度だという。優勝候補のサウジアラビアだと大学生に匹敵するらしい。知的障害者の中には欧州のプロサッカーリーグで活躍する選手もいる。

 だが、うまい下手に関係なく障害者日本代表の試合は見る者の胸を打つ。「(女子代表の)なでしこジャパンもそうですが、ひたむきさが伝わるからではないでしょうか」と小澤監督。練習でも本番でも必死にボールを追う選手たち。その姿が与える感動は、W杯の日本代表をしのぐかもしれない。

 逆に足りないのは資金と用具だ。ユニホームは前回大会のを使い回し、大事な1着を選手は風呂場で手洗いしてホテルの部屋に干す。その部屋も個室ではなく4人部屋だ。ブラジル戦で大雨に見舞われると、翌日は湿ったままのシューズを履いて練習した。日本サッカー協会に加盟できずにいるため運営予算は事実上ゼロ。今大会もインターネットで支援金を募るなどして遠征費を工面した。チームの動向や支援方法は「日本知的障がい者サッカー連盟」の公式サイトとフェイスブックで確認できる。

毎日新聞 2014年08月21日 10時07分

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