映画の迫力ある音や俳優のせりふを聴覚障害者に楽しんでもらおうと、高崎市あら町の映画館「シネマテークたかさき」は11月から、音声を磁気に転換して補聴器や人工内耳に伝えるシステムを導入した。映画館では、埼玉県の深谷シネマに続いて2例目という。
補聴器は、雑音を含め音を増幅するため、聴覚障害者は字幕付きの洋画を見ることが多いという。今回設置したものは「磁気ループシステム」と呼ばれる。天井の隅に沿って張った電線に音声信号を流し、補聴器や人工内耳に磁気で直接音声を届ける。健常者には聞き取れず、一緒に映画を楽しむことができる。
「音」を取り戻すための医療や機器について情報発信しているNPO法人「人工聴覚情報学会」が設置した。賛同して導入したシネマテークたかさきは「全国の映画館に普及するきっかけになれば」としている。
朝日新聞-2012年12月4日10時03分
補聴器は、雑音を含め音を増幅するため、聴覚障害者は字幕付きの洋画を見ることが多いという。今回設置したものは「磁気ループシステム」と呼ばれる。天井の隅に沿って張った電線に音声信号を流し、補聴器や人工内耳に磁気で直接音声を届ける。健常者には聞き取れず、一緒に映画を楽しむことができる。
「音」を取り戻すための医療や機器について情報発信しているNPO法人「人工聴覚情報学会」が設置した。賛同して導入したシネマテークたかさきは「全国の映画館に普及するきっかけになれば」としている。
朝日新聞-2012年12月4日10時03分