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島原療護センター障害者虐待:被告、起訴内容認める 被害者長男施設を批判「管理責任重い」 /長崎

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 島原市礫石原町の障害者支援施設「島原療護センター」で入所者を虐待したとして、傷害罪に問われた島原市有明町、元職員、金子修被告(29)の初公判が19日、長崎地裁(荒木未佳裁判官)であった。金子被告は起訴内容について「間違いありません」と認めた。

 同施設の虐待事件では、金子被告のほか、職員や元職員ら6人が傷害、暴行などの容疑で書類送検された。

 起訴状などによると、金子被告は介護福祉士として勤務していた07年12月14日、入所者男性(76)の右腕を数回殴り、骨折させたうえ、08年7月1日には、入所中の他の男性(48)の腹を殴り、あばら骨を折るけがをさせた、とされる。

 検察側は冒頭陳述で「怒りにまかせてかなりの力で殴打し、居合わせた職員に対して記録に記載しないよう指示した」「施設から家族への謝罪や事故報告書作成の指示などがなかったことで後ろめたい気持ちが薄れていった」などと指摘した。

 公判を傍聴した被害者の長男(47)は記者団の取材に応じた。検察の冒頭陳述を受け、「管理者からのとがめがなかったことで被害が続いた。施設内に負の連鎖があったような印象を受けた。管理の責任は相当重いと思う」と、施設を改めて批判した。

 長男は、昨年7月、入所中の父親(76)が鼻骨を折るけがをしたことを不審に思い、施設側に介護記録の開示を要求。入手した記録に父親が00年から約80回けがをした記録が書き込まれていたため、県警に通報した。

 また、施設を運営する「社会福祉法人幸生会」(諫早市)の古藤只充事務局長は記者団に「大きな責任が法人にもある。被害者の方に申し訳ない。今月末までには理事会を開き、役職員の責任問題を含め、協議したい」と語った。

毎日新聞 2013年02月20日〔長崎版」

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