障害者の就労支援事業などを行う岡谷市のNPO法人SUWAN(宮下美智子理事長)は2日、「障害を持つ人の心の健康を守るために」と題した講演会を同市の諏訪湖ハイツで開いた。県の地域発元気づくり支援金事業として企画し、諏訪、上伊那をはじめ県外から約20人が参加。何気ない相手の言葉や態度で心が傷ついたり、自分の言葉や態度で相手を傷つけてしまった時にどうしたらよいのか考えた。
社会福祉士でメンタルカウンセラーの山田恵里子さん=北海道=と、同じく社会福祉士で手話通訳士の根岸明美さん=東京都=の2人が講師として来岡。前半で山田さんが「こころの傷つきって何だろう」をテーマに講演した。
山田さんは、「心の傷は目に見えない」「私たちは被害者にも加害者にもなる可能性がある」と強調。相手の心を傷つけない行動をするためには、「相手の表情を読み取る『表情認知』と、相手の気持ちを想像したり相手の立場に沿って付き合う柔軟性を持つ『共感能力』などが必要」とし、自分の気持ちを言葉で伝えることの大切さを指摘した。後半は根岸さんも加わって会場の参加者と質疑などを通して、障害者の心の健康について考えた。
長野日報-更新:2013-3-3 6:00
社会福祉士でメンタルカウンセラーの山田恵里子さん=北海道=と、同じく社会福祉士で手話通訳士の根岸明美さん=東京都=の2人が講師として来岡。前半で山田さんが「こころの傷つきって何だろう」をテーマに講演した。
山田さんは、「心の傷は目に見えない」「私たちは被害者にも加害者にもなる可能性がある」と強調。相手の心を傷つけない行動をするためには、「相手の表情を読み取る『表情認知』と、相手の気持ちを想像したり相手の立場に沿って付き合う柔軟性を持つ『共感能力』などが必要」とし、自分の気持ちを言葉で伝えることの大切さを指摘した。後半は根岸さんも加わって会場の参加者と質疑などを通して、障害者の心の健康について考えた。
長野日報-更新:2013-3-3 6:00