災害が起きた時に聴覚障害のある人を救うためのシールを東京都内のNPOが開発した。暗いところでも威力を発揮する、ある工夫が施されているのが特徴だ。
災害時、聴覚に障害のある人が、自分に聴覚障害があることを相手に伝えるために開発されたのが「お助けシール」。一目でわかるようにと必要最小限の情報を記入したこのシールは、腕や胸、ヘルメットなどさまざまなところに貼って使うことができる。また、カードケースにしまえるなど、かさばらないで持ち歩けることも特徴。
開発したのは、NPO法人「ベターコミュニケーション研究会」の情報バリアフリー・アドバイザリーの中園秀喜さん。自身も3歳の時、病気で聴力を失った。
中園さん「聞こえない人は見たところ元気なんです。聞こえませんとか、手話で手伝いしますとか、要約しますとか、見てわかることが必要。津波など来た時に、『私、聞こえませんよ』と言っている時間がないんです。とにかくこれだけ見ればわかるということで」
「お助けシール」は、暗いところで光るのも特徴。特殊な蛍光塗料を使ったことで、20分間光にあてれば10時間ほのかな光を放ち続ける。明るい時間だけではなく、暗いところや夜でも24時間、聴覚障害のある人ということがわかるようになっている。
中園さん「(耳の聞こえない人には)命にからむことはいつでも休みはないですよね。ということで、夜でもわかればいいと思って」
今後は、消火器や非常口の位置を示すシールなどにも応用して、多くの人を災害から救うための一助になればと考えている。
日テレNEWS24-< 2013年3月25日 18:50 >
災害時、聴覚に障害のある人が、自分に聴覚障害があることを相手に伝えるために開発されたのが「お助けシール」。一目でわかるようにと必要最小限の情報を記入したこのシールは、腕や胸、ヘルメットなどさまざまなところに貼って使うことができる。また、カードケースにしまえるなど、かさばらないで持ち歩けることも特徴。
開発したのは、NPO法人「ベターコミュニケーション研究会」の情報バリアフリー・アドバイザリーの中園秀喜さん。自身も3歳の時、病気で聴力を失った。
中園さん「聞こえない人は見たところ元気なんです。聞こえませんとか、手話で手伝いしますとか、要約しますとか、見てわかることが必要。津波など来た時に、『私、聞こえませんよ』と言っている時間がないんです。とにかくこれだけ見ればわかるということで」
「お助けシール」は、暗いところで光るのも特徴。特殊な蛍光塗料を使ったことで、20分間光にあてれば10時間ほのかな光を放ち続ける。明るい時間だけではなく、暗いところや夜でも24時間、聴覚障害のある人ということがわかるようになっている。
中園さん「(耳の聞こえない人には)命にからむことはいつでも休みはないですよね。ということで、夜でもわかればいいと思って」
今後は、消火器や非常口の位置を示すシールなどにも応用して、多くの人を災害から救うための一助になればと考えている。
日テレNEWS24-< 2013年3月25日 18:50 >