県は、自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害者らを支援するシンボルマーク「結(ゆい)」を制作した。行政窓口や民間団体で障害者を支える人がこのマークをあしらったバッジを着用し、ひと目でわかるようにする。障害の内容や周囲の対応の仕方などについてまとめた冊子にもマークを使う。
県健康長寿課によると、厚生労働省の研究では発達障害の症状がある人は1割程度に達すると推計されている。県は発達障害者とその親を支える「ペアレントメンター(親の相談者)」や「サポートマネジャー」の養成に取り組んでいる。
その中で「支援者として共通するマークがあった方が、より障害者や家族に分かりやすい」との声が出て、シンボルマークを作ることにした。
マークには結び目のある鳥が描かれ、国連が定める世界自閉症啓発デー(4月2日)のシンボルカラーのライトブルー。鳥は「広がる正しい知識」、結び目は「地域・社会、人がしっかり結びついた支援」を表す。
啓発デーに合わせ、県庁や県保健福祉事務所が12カ所で啓発活動を実施。約200人がバッジを着用する。県健康長寿課は、支援団体などにもマークの使用を呼びかけている。
マークの使用申請と問い合わせは同課(026・235・7109)。
毎日新聞 2013年03月28日 地方版
県健康長寿課によると、厚生労働省の研究では発達障害の症状がある人は1割程度に達すると推計されている。県は発達障害者とその親を支える「ペアレントメンター(親の相談者)」や「サポートマネジャー」の養成に取り組んでいる。
その中で「支援者として共通するマークがあった方が、より障害者や家族に分かりやすい」との声が出て、シンボルマークを作ることにした。
マークには結び目のある鳥が描かれ、国連が定める世界自閉症啓発デー(4月2日)のシンボルカラーのライトブルー。鳥は「広がる正しい知識」、結び目は「地域・社会、人がしっかり結びついた支援」を表す。
啓発デーに合わせ、県庁や県保健福祉事務所が12カ所で啓発活動を実施。約200人がバッジを着用する。県健康長寿課は、支援団体などにもマークの使用を呼びかけている。
マークの使用申請と問い合わせは同課(026・235・7109)。
毎日新聞 2013年03月28日 地方版