【大田原】蜂巣の「ヒカリノカフェ蜂巣小珈琲(こーひー)店」(川上聖子(かわかみしょうこ)施設長)は4月、オープン1周年を迎えた。口コミや多彩な催しで、障害のある人たちが働くカフェや併設施設に1年間の目標2万人を上回る計約2万8千人が訪れ、地域の新たな拠点となっている。川上施設長は「昨年は試行錯誤が多かったが、今年からはより地域に開かれた活動をしていきたい」と話している。
旧蜂巣小を利用した同カフェは、社会福祉法人エルム福祉会が運営。障害者就労継続支援事業(A・B型)を行い、現在は知的や精神の障害があるスタッフ23人が働いている。当初限定30食だったランチは、スタッフの技術向上などにより毎日80食以上を提供できるようになった。
木造校舎を再利用した温かみのある雰囲気やスタッフの接客などが会員制交流サイト(SNS)を通した口コミなどで人気を集め、カフェだけで年間2万人が訪れたという。
多くの人が訪れるヒカリノカフェ蜂巣小珈琲店
5月7日 下野新聞