社会福祉法人「はぐるまの会」(本部多摩区菅馬場・澤俊男代表)が、区内水沢に知的障害者作業所とケアホームを併設した福祉型農園「はぐるま稗原農園」をオープンさせた。農作業に特化した地域作業所は市内で初。
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同会は、市内北部を中心に4つの作業所と10カ所のケアホームを運営。麻生区片平地区で12年前から重度の知的障害者の園芸療法として農作業を実践。今回の施設は、療養だけでなく経済的自立への労働の場としての機能をはじめ様々な役割も担っている。知的障害者は、農家や市民グループの指導の下、土づくりから農作物の収穫までを行い、農業を中心とした生活を通じて情緒の安定を図る。同時に作物の販売などによる地域とのふれあいや環境保全のために活動する企業や市民グループなどとも連携するなど、開かれた福祉施設をめざしている。
同会法人本部の福田真さんは「地域の自然とコミュニティづくりに貢献できる新しい福祉施設の在り方を稗原から発信していきたい」と話す。
農地は、地主の岸井勇さんが30年の賃貸借契約で提供した。4月12日の開所式で岸井さんは「先祖代々、大切に守ってきた農地を”はぐるまの仲間たち”に託したい。働く人たちやボランティアの皆さんは、地域の宝物です」と祝辞を述べていた。
農園の面積は約1500平方メートル。敷地内に1階が農業作業所、2階がケアホーム(居住スペース)の建物を併設している。ケアホームの定員は10人、作業所の定員は13人。住所は区内水沢2丁目10番の2。
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12日に開所した「はぐるま稗原農園」
2013年4月19日号
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同会は、市内北部を中心に4つの作業所と10カ所のケアホームを運営。麻生区片平地区で12年前から重度の知的障害者の園芸療法として農作業を実践。今回の施設は、療養だけでなく経済的自立への労働の場としての機能をはじめ様々な役割も担っている。知的障害者は、農家や市民グループの指導の下、土づくりから農作物の収穫までを行い、農業を中心とした生活を通じて情緒の安定を図る。同時に作物の販売などによる地域とのふれあいや環境保全のために活動する企業や市民グループなどとも連携するなど、開かれた福祉施設をめざしている。
同会法人本部の福田真さんは「地域の自然とコミュニティづくりに貢献できる新しい福祉施設の在り方を稗原から発信していきたい」と話す。
農地は、地主の岸井勇さんが30年の賃貸借契約で提供した。4月12日の開所式で岸井さんは「先祖代々、大切に守ってきた農地を”はぐるまの仲間たち”に託したい。働く人たちやボランティアの皆さんは、地域の宝物です」と祝辞を述べていた。
農園の面積は約1500平方メートル。敷地内に1階が農業作業所、2階がケアホーム(居住スペース)の建物を併設している。ケアホームの定員は10人、作業所の定員は13人。住所は区内水沢2丁目10番の2。

12日に開所した「はぐるま稗原農園」
2013年4月19日号