【宇都宮】障害者総合支援事業所「就労支援Will」(一条2丁目)は、新たな自主製品(授産製品)の一つとしてステンドグラス作りに取り組んでいる。工賃増などに向けた取り組みで、製品はとちぎセルプセンターや市内の花店で販売しているが、順調な滑り出しという。同作業所の小林美保子代表は「施設利用者が夢や希望を持てる作業。技術を磨き一般就労に結びつけたい」と期待する。
同事業所は企業からの委託業務のほか生活用品などの自主製品を手掛けているが、工賃増や施設利用者のやりがい向上などを目指し、他の事業所では取り組んでいない製品を作りたいと模索していた。
そんな中、同センターを通じ、福祉施設でステンドグラスの魅力を伝えたいと考えていた市内のステンドグラス工芸家桑久保順さん(40)の紹介を受け、ステンドグラス作りを取り入れた。同センターによると授産施設でのステンドグラス作りは県内でも珍しいという。
ことし2月から、桑久保さんがボランティアで週1回2時間、同事業所を訪問し、利用者を指導。利用者2人と職員がペンダントやパネル、キーホルダーなどの作製に取り組んでいる。
利用者は「難しい作業もあるが楽しい」と笑顔をみせ、職員も「ものづくりを通じ利用者が生き生きとしているのがうれしい。やりがい作りに一役買っている」と話す。
製品は同センターや市内の花店のほか、喫茶店、那須ステンドグラス美術館などなどで販売。価格は1200円〜8千円程度で、ペンダントなどを中心にが売れているという。
小林代表は「最終的には利用者全員が各自の得意な作業を生かし全員でものづくりに取り組みたい。障害があっても心を込めてすばらしい作品を作っていることを広く知ってもらえれば」と話している。
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下野新聞-(4月29日 朝刊)
同事業所は企業からの委託業務のほか生活用品などの自主製品を手掛けているが、工賃増や施設利用者のやりがい向上などを目指し、他の事業所では取り組んでいない製品を作りたいと模索していた。
そんな中、同センターを通じ、福祉施設でステンドグラスの魅力を伝えたいと考えていた市内のステンドグラス工芸家桑久保順さん(40)の紹介を受け、ステンドグラス作りを取り入れた。同センターによると授産施設でのステンドグラス作りは県内でも珍しいという。
ことし2月から、桑久保さんがボランティアで週1回2時間、同事業所を訪問し、利用者を指導。利用者2人と職員がペンダントやパネル、キーホルダーなどの作製に取り組んでいる。
利用者は「難しい作業もあるが楽しい」と笑顔をみせ、職員も「ものづくりを通じ利用者が生き生きとしているのがうれしい。やりがい作りに一役買っている」と話す。
製品は同センターや市内の花店のほか、喫茶店、那須ステンドグラス美術館などなどで販売。価格は1200円〜8千円程度で、ペンダントなどを中心にが売れているという。
小林代表は「最終的には利用者全員が各自の得意な作業を生かし全員でものづくりに取り組みたい。障害があっても心を込めてすばらしい作品を作っていることを広く知ってもらえれば」と話している。

下野新聞-(4月29日 朝刊)