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Channel: ゴエモンのつぶやき
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視覚障害者に光を届けて 徳島アイバンク

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 亡くなった人の角膜を目の不自由な患者にあっせんしている財団法人・徳島アイバンクへの新規登録者が激減し、移植件数も伸び悩んでいる。1984年の発足から10年間は毎年200〜400人が新たに登録していたが、ここ5年間は年平均16人。2012年度に角膜を提供した献眼者はわずか1人だった。アイバンクは「移植手術を心待ちにしている患者は多い」と制度のPRに努めていく。

 アイバンクによると、12年度末現在の登録者は3556人で、これまでの献眼者は85人。一方、県内の移植手術の待機患者は約150人いる。過去10年間の献眼者は年平均3人で、毎年10人分ほどは高額な海外からの輸入角膜に頼らざるを得ないのが現状だ。

 新規登録者が激減した背景には制度の周知不足のほか、1997年に導入された臓器提供意思表示カード(ドナーカード)の普及が要因との指摘もある。ドナーカードには「眼球」の項目が設けられているため、ドナーカードで意思表示すれば十分と考え、アイバンクへの登録者が減っている可能性がある。

 登録者の死後、遺族らからアイバンクへの連絡が必要になることも献眼者数が少ない理由の一つとされる。登録していることを遺族が知らなかったり、葬儀の準備が忙しくて忘れたりして、そのまま火葬されて献眼できないケースが多いとみられるためだ。

 年間に十数例の移植手術を行う一方で、新たに病気を患う人もおり、待機患者はほぼ横ばいで推移している。1眼当たり20万円ほどの費用がかかる輸入角膜は緊急性のある患者に使用。費用は徳島大学病院が負担しており、限度がある。県民からの善意の角膜提供が増えれば、移植手術も十分こなせる。

 塩田洋理事長(徳島大学名誉教授)は「登録をしていなくても、遺族が提供の意思を示して連絡をくれれば献眼はできる。登録している人は家族ら身近な人に献眼の意思を伝えておいてほしい」と訴えている。

 今後は県眼科医会や各種会合などを通じて啓発活動を強化する方針。登録や献眼などの問い合わせは徳島アイバンク<電088(633)7163>。


【写真説明】眼球提供登録票やアイバンクへの登録を呼び掛けるパンフレット

徳島新聞-2013/5/5 14:30

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