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障害者就職件数:昨年度、1400件 前年度比167件増 就職率減、ミスマッチも /茨城

 県内13カ所のハローワークで仲介した2012年度の障害者就職件数が前年度比167件増(13・5%増)の1400件だったことが、茨城労働局の調査で分かった。過去最高を3年連続で更新する一方、障害者の就職率は同1・9ポイント減の43・5%だった。同労働局は「知的障害者が工場内での単純作業を求める一方、企業側は事務作業の求人を多く出す傾向にあり、雇用の『ミスマッチ』が起きている」と分析している。

 障害種別に見ると、就職件数1400件のうち精神障害者が前年度比106件(25・1%)増の528件。身体障害者は同66件(14・2%)増の532件、その他の障害者は8件(40・0%)増の28件になったものの、知的障害者は13件(4・0%)減の312人にとどまった。

 また、産業別では製造業が同6件(2・0%)増の311件で最も多く、同6件(2・8%)増の卸売業・小売業218件、同30件(17・1%)増の医療・福祉205件が続いた。解雇者数は前年度より5人少ない29人だった。

 一方、昨年6月1日現在の県内の障害者雇用率は全国平均(1・69%)を下回る1・59%だった。今年4月、民間企業の法定雇用率が1・8%から2・0%に引き上げられたことから、同労働局は雇用率の低い中小企業を中心に訪問して周知を図るほか、就職面接会を開いて障害者の雇用促進に努めていくという。

毎日新聞 2013年05月23日 地方版

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