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障害者施設の商品券配布 京都市の式典記念品

 京都市は、市の式典などの記念品としてギフトカード(商品券)を配り、障害者施設の製品や飲食と交換できるシステムを導入した。障害者施設の製品を購入する機会を増やし、販路の拡大につなげる。全国的に珍しく、政令市では初の取り組みという。

 市では、市民を対象とした行政調査の謝礼や式典での記念品として、障害者施設などでつくられた製品を配っている。しかし、一時的な大量発注になるため、手作りでは追いつかないこともあったという。

 今回、障害者施設の製品を展示・販売するアンテナショップ「はあと・フレンズ・ストア」(下京区)が、事業主体としてギフトカード(1枚100円券)を新たに発行。市は同ストアからギフトカードを購入し、記念品として市民に配布する。受け取った市民は同ストアや市内で各施設などが運営する32店舗で、クッキーや陶製品、コーヒーなどと交換できる。施設側は受け取ったギフトカードを同ストアで現金にする。

 従来の仕組みに加え、新システムの導入で、施設側の販路拡大につながるほか、ギフトカードを使う人は、気に入った製品を選択できるメリットがある。

 市は厚労省の国民生活基礎調査を約3600世帯に始めており、100円券3枚を謝礼として各世帯に配布し始めた。今後、市社会福祉大会の功労者表彰などでも配る予定。

 市保健福祉総務課は「市民に製品を知ってもらえる機会が増える。取り組みを広げていきたい」としている。

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新たに導入したギフトカード。手にした市民は障害者施設の商品や飲食と交換できる(京都市役所)

京都新聞-【 2013年05月27日 23時42分]

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