県東部や静岡市内の駅や電車内で、知的障害者が、見知らぬ男から「ぶつかられて携帯電話が壊れた」と言われて現金を要求された−という相談が、障害者施設などに相次いでいる。5月だけで少なくとも4件発生し、うち3件は家族が数万円を支払った。関係者は「弱者を狙った許せない行為」と憤り、警戒を強めている。
長泉町在住の女性(45)によると、知的障害と聴覚障害がある20代の長男が5月29日、JR御殿場線の電車内で、男から「かばんを当てられ携帯が床に落ちて壊れた」と弁償を求められ、連絡を受けた女性が駆け付けた。
男と一緒に交番に行き、加入する保険会社に連絡したが、解決しなかった。男から「仕事に支障が出る」などと言われ、やむなく現金5万円を支払った。
沼津市の知的障害者支援施設「あまぎ学園」によると、14日に元利用者の男性がJR沼津駅ホームで、17日には別の利用者の男性がJR三島駅ホームで男に呼び止められた。同様の理由で修理代を要求され、家族がそれぞれ4万円、3万5千円を手渡した。
静岡市清水区のJR清水駅でも6日、40代の利用者の男性が弁償を求められたが、青果店に逃げ込み、難を逃れた。ただ、この男性は昨年8月、同駅で男から声を掛けられ、同様の理由で家族が18万円を払わされたという。
御殿場線の男は40代くらい。作業着姿で、髪形は短髪。三島駅と清水駅の男は、中年で左耳にピアスをしていたという。いずれも県警に相談している。
知的障害者の親でつくる「県手をつなぐ育成会」は、各支部や関係機関に注意を呼び掛ける通知を出した。小出隆司会長は「弱者を狙う悪質な行為。育成会に入会していない家族も多い。被害に注意してほしい」と訴えている。
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利用者に注意を呼び掛けるあまぎ学園の施設長(奥)=31日午後、沼津市
◎金銭要求された5月の主な事例
日時 場所 障害者 渡した金額
6日昼 JR清水駅 40代男性 なし
(昨年8月にJR清水駅で18万円を渡した)
14日夕 JR沼津駅 20代男性4万円
17日夕 JR三島駅 20代男性3万5千円
29日夕 JR御殿場線内20代男性5万円
共同ニュース >(2013/6/1 8:20)
長泉町在住の女性(45)によると、知的障害と聴覚障害がある20代の長男が5月29日、JR御殿場線の電車内で、男から「かばんを当てられ携帯が床に落ちて壊れた」と弁償を求められ、連絡を受けた女性が駆け付けた。
男と一緒に交番に行き、加入する保険会社に連絡したが、解決しなかった。男から「仕事に支障が出る」などと言われ、やむなく現金5万円を支払った。
沼津市の知的障害者支援施設「あまぎ学園」によると、14日に元利用者の男性がJR沼津駅ホームで、17日には別の利用者の男性がJR三島駅ホームで男に呼び止められた。同様の理由で修理代を要求され、家族がそれぞれ4万円、3万5千円を手渡した。
静岡市清水区のJR清水駅でも6日、40代の利用者の男性が弁償を求められたが、青果店に逃げ込み、難を逃れた。ただ、この男性は昨年8月、同駅で男から声を掛けられ、同様の理由で家族が18万円を払わされたという。
御殿場線の男は40代くらい。作業着姿で、髪形は短髪。三島駅と清水駅の男は、中年で左耳にピアスをしていたという。いずれも県警に相談している。
知的障害者の親でつくる「県手をつなぐ育成会」は、各支部や関係機関に注意を呼び掛ける通知を出した。小出隆司会長は「弱者を狙う悪質な行為。育成会に入会していない家族も多い。被害に注意してほしい」と訴えている。

利用者に注意を呼び掛けるあまぎ学園の施設長(奥)=31日午後、沼津市
◎金銭要求された5月の主な事例
日時 場所 障害者 渡した金額
6日昼 JR清水駅 40代男性 なし
(昨年8月にJR清水駅で18万円を渡した)
14日夕 JR沼津駅 20代男性4万円
17日夕 JR三島駅 20代男性3万5千円
29日夕 JR御殿場線内20代男性5万円
共同ニュース >(2013/6/1 8:20)