「障害者差別解消法」の今国会成立を目指す障害者と健常者が31日、御堂筋などをデモ行進した。約千人の参加者は「差別する人、される人をなくそう」などと呼びかけながら、扇町公園から難波方面へ約2時間半歩いた。
デモは関西の障害者団体が連携して企画。車いすで参加した多発性硬化症の大橋グレース愛喜恵さん(24)は「バスに乗るためリフトを使った時、おばちゃんが『時間かかるねえ』と言ったら、そこに心の壁ができて、自分が出かけてはいけない存在だと思わされてしまう。一般の人にもそれを差別として認識してほしい」と話した。
障害者差別解消法は4月に閣議決定され、今国会に提出されている。行政機関や教育、公共交通での障害者への「不当な差別的取り扱い」を禁止し、スロープ設置など「合理的配慮」を求める内容だ。
朝日新聞-2013年6月1日
デモは関西の障害者団体が連携して企画。車いすで参加した多発性硬化症の大橋グレース愛喜恵さん(24)は「バスに乗るためリフトを使った時、おばちゃんが『時間かかるねえ』と言ったら、そこに心の壁ができて、自分が出かけてはいけない存在だと思わされてしまう。一般の人にもそれを差別として認識してほしい」と話した。
障害者差別解消法は4月に閣議決定され、今国会に提出されている。行政機関や教育、公共交通での障害者への「不当な差別的取り扱い」を禁止し、スロープ設置など「合理的配慮」を求める内容だ。
朝日新聞-2013年6月1日