三原市の県立広島大保健福祉学部の教員と学生が、市内の障害者施設、パン店と共同で菓子「三原シュトーレン(仮称)」の開発に取り組んでいる。商品化を通じて技術を身に付けた障害者の雇用機会拡大が狙い。今春、1人の就職につながった。
日本とドイツの福祉研究をしている三原博光教授(社会福祉学)が中心となり、廿日市市の洋菓子店シェフの協力を得て昨年秋から始めた。ドイツ菓子シュトーレンのレシピを基に、発達障害のある人たちが通う市内2施設の利用者をサポートしながら大学で試行錯誤。現在、商品化目前という。価格などの細部を詰め、この秋から同市皆実のスワンベーカリー三原店で製造販売する方向で調整している。
三原教授の元ゼミ生が商品用のオリジナル包装紙もデザイン。同大は産学官連携商品として認定する方針で、今後、関係機関向けのカタログに掲載するなどして後押しするという。
また商品開発に参加した施設の利用者男性1人がシュトーレン作りの技術を買われて、4月、スワンベーカリーに就職した。三原教授は「大学を拠点に、障害者と地域、企業をつなげるモデルケースになった。障害者の自立支援に向け、さらに取り組みたい」と意気込んでいる。
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【写真説明】シュトーレンの試作品を手にする三原教授
中国新聞- '13/6/1
日本とドイツの福祉研究をしている三原博光教授(社会福祉学)が中心となり、廿日市市の洋菓子店シェフの協力を得て昨年秋から始めた。ドイツ菓子シュトーレンのレシピを基に、発達障害のある人たちが通う市内2施設の利用者をサポートしながら大学で試行錯誤。現在、商品化目前という。価格などの細部を詰め、この秋から同市皆実のスワンベーカリー三原店で製造販売する方向で調整している。
三原教授の元ゼミ生が商品用のオリジナル包装紙もデザイン。同大は産学官連携商品として認定する方針で、今後、関係機関向けのカタログに掲載するなどして後押しするという。
また商品開発に参加した施設の利用者男性1人がシュトーレン作りの技術を買われて、4月、スワンベーカリーに就職した。三原教授は「大学を拠点に、障害者と地域、企業をつなげるモデルケースになった。障害者の自立支援に向け、さらに取り組みたい」と意気込んでいる。
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【写真説明】シュトーレンの試作品を手にする三原教授
中国新聞- '13/6/1