知的障害者らが通うドリームヴイ書道クラブ(北区上十条2)が、北とぴあ6階のギャラリー遊(同区王子1)で9日まで作品展を開いている。ダイナミックな筆づかいで書かれた一字書44点が訪れた人の目を引いている。
同クラブは、障害者の就労支援などを行う社会福祉法人ドリームヴイが「働く障害者10+件のリフレッシュになれば」と2004年に始めた。初めは3人でスタートし、現在は21〜52歳の知的障害者23人と肢体不自由者1人の計24人が所属。月1回のペースで練習を重ねている。
おやつで食べておいしかった「苺(いちご)」、妹の成人式に贈った「祝」−−。縦140センチ、横70センチまたは縦70センチ、横70センチの大きさの紙に、思い思いの1字を表現している。書体も象形文字から楷書、行書、草書、篆(てん)書までさまざまだ。都障害者総合美術展では毎年入選者を出している。書道クラブの講師で、元王子特別支援学校教諭の有馬高枝さん(69)は「作品を褒めてもらう、認めてもらうことがみんなの自信につながっている」と話す。
山田結香(ゆか)さんは「奏」と「彩」を出品。母真由美さんによると、「奏」は結香さんが音楽好きで演奏会にもよく行くことから、「彩」は姉の名前から1字とったという。太田裕貴子さんは、大好きという宇宙飛行士の古川聡さんからとった「古」と、昨年新装したJR東京駅から「京」。「有馬さんは『いいよ、いいよ』って励ましてくれる。仲間も増えて、楽しい」と話す。
ギャラリーの開場時間は午前10時〜午後9時(9日は午後5時まで)。問い合わせはドリームヴイ(03・3906・7753)。
毎日新聞 2013年06月04日〔都内版〕
同クラブは、障害者の就労支援などを行う社会福祉法人ドリームヴイが「働く障害者10+件のリフレッシュになれば」と2004年に始めた。初めは3人でスタートし、現在は21〜52歳の知的障害者23人と肢体不自由者1人の計24人が所属。月1回のペースで練習を重ねている。
おやつで食べておいしかった「苺(いちご)」、妹の成人式に贈った「祝」−−。縦140センチ、横70センチまたは縦70センチ、横70センチの大きさの紙に、思い思いの1字を表現している。書体も象形文字から楷書、行書、草書、篆(てん)書までさまざまだ。都障害者総合美術展では毎年入選者を出している。書道クラブの講師で、元王子特別支援学校教諭の有馬高枝さん(69)は「作品を褒めてもらう、認めてもらうことがみんなの自信につながっている」と話す。
山田結香(ゆか)さんは「奏」と「彩」を出品。母真由美さんによると、「奏」は結香さんが音楽好きで演奏会にもよく行くことから、「彩」は姉の名前から1字とったという。太田裕貴子さんは、大好きという宇宙飛行士の古川聡さんからとった「古」と、昨年新装したJR東京駅から「京」。「有馬さんは『いいよ、いいよ』って励ましてくれる。仲間も増えて、楽しい」と話す。
ギャラリーの開場時間は午前10時〜午後9時(9日は午後5時まで)。問い合わせはドリームヴイ(03・3906・7753)。
毎日新聞 2013年06月04日〔都内版〕