障害者支援に取り組むNPO法人「プロジェクトゆうあい」(松江市)が、市内の視覚障害者向けに「生活便利帳」を作成した。暮らしの知識や福祉、防災情報などを盛り込み、点字やデジタル録音図書(デイジー)などでも活用できる。市役所やゆうあいなどで無料配布したり、貸し出している。【宮川佐知子】
視覚障害のあるゆうあいの職員、矢野建さん(57)と尾島栄子さんが昨秋から編集を進めてきた。ごみの分類や選挙の投票方法といった基本的情報▽盲導犬の貸与、電話・郵便料金の割引など福祉制度▽防災情報など8章から構成。音響信号のある交差点やバリアフリーの駅の場所など視覚障害者が安心して外出できる情報も記した。
矢野さんは難病の網膜色素変性症を患い、4年前から急激に視力が低下した。「どこで自分が必要な情報を問い合わせたらいいのか分からなかった」と言う。便利帳には2人の体験を基にした情報を掲載した。「活字版もあるので家族とも情報を共有しながら生活に役立ててほしい」と呼びかけている。
問い合わせは、ゆうあい(0852・32・8645)。
毎日新聞 2013年06月05日 地方版
視覚障害のあるゆうあいの職員、矢野建さん(57)と尾島栄子さんが昨秋から編集を進めてきた。ごみの分類や選挙の投票方法といった基本的情報▽盲導犬の貸与、電話・郵便料金の割引など福祉制度▽防災情報など8章から構成。音響信号のある交差点やバリアフリーの駅の場所など視覚障害者が安心して外出できる情報も記した。
矢野さんは難病の網膜色素変性症を患い、4年前から急激に視力が低下した。「どこで自分が必要な情報を問い合わせたらいいのか分からなかった」と言う。便利帳には2人の体験を基にした情報を掲載した。「活字版もあるので家族とも情報を共有しながら生活に役立ててほしい」と呼びかけている。
問い合わせは、ゆうあい(0852・32・8645)。
毎日新聞 2013年06月05日 地方版