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障害者と健常者 共に汗 「スポーツ広場」 市内で初開催

 障害者と健常者が共に楽しく汗を流そうという「ふれあいのスポーツ広場」が6月22日、伊勢原市で初めて開かれた。全日本自動車産業労働組合総連合会と(公財)国際障害者年記念ナイスハート基金の主催。

 自動車総連は、メーカー・販売など自動車産業に従事するおよそ75万人で組織される全国規模の労働組合組織。1972年の結成以来、福祉活動に取り組み、結成20周年を機に、ナイスハート基金に活動資金を拠出し、「ふれあいのスポーツ広場」を毎年全国で開いている。伊勢原市で開かれたのは今回が初めてで、県内では21カ所目となった。

 会場となった市体育館には市内の障害者作業所などからおよそ150人が参加した。選手たちはナイスチームとハートチームに分かれて、ロープ送りや風船バレー、大玉転がしなどで勝敗を競った。

 競技には、高山松太郎市長も飛び入り参加。風船バレーでは紅白の風船が飛び交うなか、選手と共にさわやかな汗を流していた。

 自動車総連・神奈川地方協議会の吉坂義正議長は「参加者の方たちが元気に盛り上がってくれた。伊勢原で初めて開催できてよかった」と振り返った。

広がり望む声

 市内では、毎年9月に市主催の障害者スポーツ大会が行われるが、障害者と健常者が交流するイベントは少ないのが現状だ。今回参加した、伊勢原市手をつなぐ育成会の大杉あや子理事長は「障害のある人が多くの人と触れ合えるこうした機会が、市内でさらに充実すればありがたい」と話す。

 こうした声に対し、イベントを共催した市障害福祉課の平田真一課長は「新しいイベントの予定はない」としながら、毎年の障害者スポーツ大会で一般参加者を増やし、交流の機会を充実させる考えを示した。

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風船バレーには市長も参加

タウンニュース-2013/06/27

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