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ペースメーカー装着者 障害判定見直し


 現在一律に身体障害者手帳の一級に認められている心臓ペースメーカーの装着者について、厚生労働省は原則、装着後の状態で判断する新しい判定基準を示した。ワーキンググループ(WG)の議論を経て、同省は新基準を決める。新基準は制度改正後に新たに認定する患者に適用する。


 ペースメーカーは小型化、高性能化が進み、装着後、ほぼ支障なく生活できる患者が増えているとされ、他の障害者とのバランスを取って見直すべきだとの意見がある。基準案を示されたWGでも、「装着した状態で判定すべきだ」との意見が相次いだ。


 一方、身体虚弱で従来基準を適用すべきだと、家族らが要望していた先天性心疾患の患者について、同省は引き続き「一律一級」の方針を示した。成人では装着後、日常生活が極度に制限される人に一級を限定する。新基準などの方針は、十七日に同省であったWG初会合で示された。


 身体障害者手帳を取得すると、税制の優遇や医療費助成などが受けられる。業界団体によると、毎年三万人以上が新たにペースメーカーを装着し、大半は高齢者という。



中日新聞-2013年6月28日

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