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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者の芸術に公的支援始まる 体全体で描く絵、個展も ふぞろいな音楽はCMに

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 思い通りに動かない手で色鉛筆を握り、体全体で描いた絵は見る人の心をつかむ。CMになったふぞろいな音楽に聴衆は引きつけられる。厚生労働省と文化庁が支援に乗り出すなど、障害者の芸術が注目される中、本格的に創作活動に取り組む作業所や福祉施設が増えている。個展を開く人もおり、自立を目指す障害者の大きな助けとなりつつある。

個性伸ばす

 木造住宅を改装したバリアフリーのアトリエで、黙々と絵と向き合う人たち。壁には人や動物などのタッチが異なる作品が並ぶ。福岡市南区の「工房まる」は、主に身体障害者が通う福祉作業所で、絵画、木工、陶芸の創作活動を支援する。

 所属するのは33人。その一人、柳田烈伸(たけのぶ)さん(32)は、ここで絵を描くようになって10年になる。出産時の脳性まひのため、不自由な手足は思い通りには動かない。それでも体全体で手を押すように動かしながら、一心不乱に描き上げる。

 「ここは一人の人間として生きていくための居場所で、絵は自分が生きてきた証しです」

 水彩色鉛筆で描く柔らかな人物画が評判となり、今年5月には大阪市西成区の「ギャラリーあしたの箱」で個展を開催した。ギャラリー代表の熊谷真由美さん(52)は「絵を初めて見たとき、周りの音がなくなるような衝撃を受けた。障害は関係なく作品自体に引き込まれた」と評価する。


一心不乱に絵を描く柳田烈伸さん。アトリエにある和室の窓際がお気に入りの創作スペースだ=福岡市南区

JBpress- 2013.7.5 07:25

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