【登別】障害者就労継続支援施設「月とらいおん」(幸町3)は11月に敷地内でさぬきうどん店を開店させるため8日、地鎮祭を行った。店では調理だけでなく接客まで障害者たちが担当する。同施設は「店の仕事を通してさまざまな経験を積んでもらい、施設外での就労に結びつけたい」と話している。
社会福祉法人・登別さいわい福祉会が運営する同施設には室蘭、登別の身体・知的障害者ら37人が通う。現在、障害者たちは持ち帰り用のシフォンケーキや豆腐を製造し、接客は施設職員が担当している。
職員たちは、調理から会計までの仕事を覚えてもらうことが障害者の自立につながると考え、客の感想も聞ける飲食形式の店を開設することを決めた。施設は国道36号に面しているため、ドライバーらに気軽に食べられるさぬきうどんを扱うことにした。
新しく造られる店はは木造平屋で123平方メートル。事業費は約4600万円。小上がりとカウンター合わせて約40席で、ぶっかけうどんなど約10種のメニューを並べる。1食500円以内を計画している。
店内では障害者4、5人が職員とともに働く。来月末にも職員1人を香川県内のうどん店で修業させ、学んだ技術を障害者に教える。
昨年、同施設では、通所者2人が登別温泉の旅館に就労した。辻勲施設長は「接客の喜びを知ってもらい、障害者の活躍の場ともなれば」と期待している。
北海道新聞-(07/09 16:00)
社会福祉法人・登別さいわい福祉会が運営する同施設には室蘭、登別の身体・知的障害者ら37人が通う。現在、障害者たちは持ち帰り用のシフォンケーキや豆腐を製造し、接客は施設職員が担当している。
職員たちは、調理から会計までの仕事を覚えてもらうことが障害者の自立につながると考え、客の感想も聞ける飲食形式の店を開設することを決めた。施設は国道36号に面しているため、ドライバーらに気軽に食べられるさぬきうどんを扱うことにした。
新しく造られる店はは木造平屋で123平方メートル。事業費は約4600万円。小上がりとカウンター合わせて約40席で、ぶっかけうどんなど約10種のメニューを並べる。1食500円以内を計画している。
店内では障害者4、5人が職員とともに働く。来月末にも職員1人を香川県内のうどん店で修業させ、学んだ技術を障害者に教える。
昨年、同施設では、通所者2人が登別温泉の旅館に就労した。辻勲施設長は「接客の喜びを知ってもらい、障害者の活躍の場ともなれば」と期待している。
北海道新聞-(07/09 16:00)