【旭川】高齢者、幼児、障害者らが一緒の施設で過ごす「富山型」と呼ばれるデイサービス施設が、旭川市内に初めて開設された。同市内の鈴木宮子さん(58)が管理者を務める「デイサービス 晴れるや」(末広3の4)で、鈴木さんは「どんな人でも家族のように過ごせる場所をつくりたい」と話している。
「富山型」は地域に根ざした一つの施設に障害者、高齢者のデイサービスや子育てサロン、児童館の機能を持たせ、世代間の交流を図るもので富山県で1993年に始まった。
従来は縦割り行政の影響で「高齢者」「障害者」に特化した施設ばかりだったが、富山の取り組みとその成果が全国に知られるようになり、道内でも開設されるようになった。
旭川市内には現在デイサービス施設が約100カ所あるが、市介護高齢課によると、「富山型」は7月1日に開設された「晴れるや」が初めてだという。
鈴木さんは社会福祉士、介護福祉士、保育士などの資格を持ち、市内の大規模デイサービス施設などに勤務経験がある。8年前にテレビ番組で「富山型」の存在を知ってから、「自分も旭川で同様の施設をつくりたい」との思いを温めてきた。
昨年7月から5カ月間、毎月富山県に通い、施設運営のための研修を受け、「特定非営利活動(NPO)法人晴れるや」を設立。木造2階建ての1軒家を借り、介護福祉士の大石奈苗さん(31)ら3人のスタッフと共にオープンにこぎつけた。
(07/13 16:00)
鈴木さんは富山県で見学した施設について、「高齢者が赤ちゃんの面倒を見たり、障害がある人たちと子供たちが遊んだり、一人一人ができることをしながら、生き生きと過ごしていたのが印象的だった」という。
「晴れるや」は火曜〜土曜の午前9時〜午後4時半が利用時間で、定員は1日10人。介護保険や障害福祉サービスによる利用が可能で、制度に当てはまらない人は4時間千円、1日2千円の利用料金がかかる。食費は500円。問い合わせは鈴木さん(電)0166・73・8734へ。
北海道新聞-(07/13 16:00)
「富山型」は地域に根ざした一つの施設に障害者、高齢者のデイサービスや子育てサロン、児童館の機能を持たせ、世代間の交流を図るもので富山県で1993年に始まった。
従来は縦割り行政の影響で「高齢者」「障害者」に特化した施設ばかりだったが、富山の取り組みとその成果が全国に知られるようになり、道内でも開設されるようになった。
旭川市内には現在デイサービス施設が約100カ所あるが、市介護高齢課によると、「富山型」は7月1日に開設された「晴れるや」が初めてだという。
鈴木さんは社会福祉士、介護福祉士、保育士などの資格を持ち、市内の大規模デイサービス施設などに勤務経験がある。8年前にテレビ番組で「富山型」の存在を知ってから、「自分も旭川で同様の施設をつくりたい」との思いを温めてきた。
昨年7月から5カ月間、毎月富山県に通い、施設運営のための研修を受け、「特定非営利活動(NPO)法人晴れるや」を設立。木造2階建ての1軒家を借り、介護福祉士の大石奈苗さん(31)ら3人のスタッフと共にオープンにこぎつけた。
(07/13 16:00)
鈴木さんは富山県で見学した施設について、「高齢者が赤ちゃんの面倒を見たり、障害がある人たちと子供たちが遊んだり、一人一人ができることをしながら、生き生きと過ごしていたのが印象的だった」という。
「晴れるや」は火曜〜土曜の午前9時〜午後4時半が利用時間で、定員は1日10人。介護保険や障害福祉サービスによる利用が可能で、制度に当てはまらない人は4時間千円、1日2千円の利用料金がかかる。食費は500円。問い合わせは鈴木さん(電)0166・73・8734へ。
北海道新聞-(07/13 16:00)