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「中国 王朝の至宝」 兵馬俑じっくり鑑賞 障害者、介護者ら170人招待−−九博で開催中 /福岡

 ◇国立博物館で初、補助犬用トイレ設置

 九州国立博物館(太宰府市)は29日、開催中の特別展「中国 王朝の至宝」(毎日新聞社など主催)に障害者とその介護者170人を招待した。

 同様の特別観覧は2009年の国宝阿修羅展、11年のゴッホ展に続いて3回目。29日は山口市や熊本県人吉市、宮崎市など遠方から訪れた人も。休館日で他に入場者はなく、中国最古の王朝「夏」から近世の幕を開けた「宋」の時代まで167件(うち6割が国宝級の一級文物)をゆっくり見物していた。

 車椅子で訪れた福津市の中村友姫(ゆき)さんは「中国にはなかなか行けないので、兵馬俑(へいばよう)を生で見られて感動しています」と話し、じっくり鑑賞していた。

 また、屋外の身障者用駐車場近くに設置された補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)用トイレが29日から使用開始になった。天井はなく、床面積2メートル四方で高さ0・8メートルの簡易なもの。フンは持ち帰る。車椅子で行けるよう通路も整備した。設置費100万円。国立博物館では初の設置という。

毎日新聞 2013年07月30日 〔福岡都市圏版〕

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