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障害者の困り事に理解を ささえ愛リーフレット作製

 諏訪地域障害福祉自立支援協議会(原田正男会長)は、障害者の日常生活の困り事について理解を深めてもらう「ささえ愛リーフレット」を初めて作った。地域で安心して暮らせるよう、身体、精神、知的の障害別に買い物や公共交通機関利用など場面ごとの困り事を分かりやすく紹介している。諏訪地域の商業施設やバス会社、駅などに配布する予定。

 障害の状況は一人一人異なるため、困っていることを伝え、街なかで接する際に生かす狙い。協議会を構成する福祉事業所のスタッフや行政職員ら11人でつくるリーフレット・資源マップ委員会(古谷良太委員長)が検討した。

 困り事について「動作がゆっくりで、移動に時間がかかることがあります」(身体)、「大声や強い口調で問われると不安になってしまうことがあります」(精神)などと紹介。周囲の人に望む対応として「なにかお手伝いしますか?と声をかけてください」「しばらく静かに見守ってください」などの言葉を添えている。障害の症状など基本的な情報も載せた。

 協議会は2007年に発足し、現在は諏訪地域の福祉事業所、行政、病院、家族会など84団体で構成している。原田会長は「障害者が安心、安全で暮らしやすい地域づくりを実現するため住民の協力をいただければ」と話している。

 今後は発達の段階で支援が必要な発達障害について理解を深めてもらうリーフレットの作製を検討するという。

 見開きA3判の大きさで、3500部作製。財源には昨年度の県の自立支援協議会運営強化事業の補助金を活用した。希望者には配布する。問い合わせは事務局の諏訪圏域障害者総合支援センターオアシス(電話0266・54・7713)へ。

長野日報-更新:2013-7-30 6:08

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