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障害者アート:クラブに フジタさんの作品16点展示−−松江 /島根

 チャレンジドアート(障害者アート)の作品を展示するイベントが28日、松江市末次町のクラブ「BLAST」で始まった。クラブを音楽だけでなく、さまざまなアーティストの表現の場としても開放しようという試みで、普段は週末の夜に若者でにぎわうスペースがギャラリーに装いを変えている。8月3日まで。

 イベントは「フジタヤスヒロ展 曼荼羅(まんだら)画の世界」。障害者が芸術活動を通じて収益を得ることを目指す出雲市の事業所「わんぱく大使館」に所属するフジタヤスヒロさん(42)のアクリル画の作品16点を紹介している。

 フジタさんは19歳の時の交通事故がきっかけで幻覚や幻聴に悩まされるようになったが、絵画と出会って才能が開花。本格的に始めてまだ4年だが、錦織良成監督の映画「渾身(こんしん)」のポスターの絵を手掛けるなど、注目を集めている。今回は初めての個展という。

 イベントは、事業所を運営する同市のNPO法人「サポートセンターどりーむ」とクラブが協力して実現した。クラブの共同経営者の1人、渡部真史さん(29)は「音楽も絵も同じアート。芸術の分野で頑張っている方を応援したい」と開催の意義を語る。

 正午〜午後7時。無料。問い合わせは同NPO(0853・62・4872)。

毎日新聞 2013年07月29日 地方版

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