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Channel: ゴエモンのつぶやき
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広島の障害者 厳しい暮らし

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 広島県内の身体、知的、精神の障害者団体などでつくる「すべての障害児者と市民を結ぶひろしま県民会議」(牟田泰三会長)が、県内の障害者を対象に「生活のしづらさ」を聞いた初のアンケート結果をまとめた。回答者の約半数は平均月収10万円未満で、厳しい生活実態が浮き彫りになった。

 アンケートは計27問。2010年からことし1月までに1160人に協力を要請し、子どもからお年寄りまで計865人が回答した。

 1カ月の平均収入額は、8万〜9万円未満が96人(11・0%)で最多。7万〜8万円未満65人▽6万〜7万円未満56人▽10万〜11万円未満51人―と続いた。1万円未満は50人、収入なしは27人で、10万円未満の総数は420人と48・5%を占めた。障害等級1級で月額約8万円、2級で約6万5千円の障害基礎年金を入れていない回答も含まれるという。

 10万円以上では、10万〜11万円未満51人▽19万〜20万円未満29人▽15万〜16万円未満15人―の順だった。

 「働くために必要と思う制度や支援」の問いには、相談や支援に当たる人の配置を求める回答が260人(30・0%)で最も多く、「調子が悪くなった時にためらわず報告できる体制」が256人(29・5%)。「生活を含めた支援」が210人(24・2%)、「階段など建物の設備を整える」が155人(17・9%)だった。

 自由記述には「大工になりたい」「パティシエになりたい」「保育士をしたい」と積極的な声も相次いだ。



中国新聞-'13/8/12

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