聴覚障害者と健聴者でつくる人形劇の劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」(川崎市)が17日、兵庫県洲本市の市民交流センターで「一寸法師」を上演した。手話や字幕を交えながら展開される冒険物語を、子どもからお年寄りまでの約200人が手に汗握って楽しんだ。
淡路聴力障害者協会(洲本市)や島内の手話サークルなどでつくる実行委員会の主催。聴覚障害について理解を深めてもらおうと、同劇団を招致した。
同劇団は、障害の有無に関係なく楽しめる人形劇づくりを目指し、1980年に結成。劇団名の「デフ」は「聞こえない」という意味の英語で、聴覚障害者と健聴者が協力して演じる。島内での上演は4回目。
劇中では聴覚障害者の2人が人形を操り、健聴者の2人が語りや楽器演奏を担当した。舞台の端に字幕が流れる大型画面を設置したほか、出演者が手話を交え、聴覚障害者が内容を捉えやすいように工夫。一寸法師が鬼を退治する見せ場では、法師の人形が宙を舞ったり、鬼の中に入ったりして、迫力ある動きが観客を楽しませた。上演後、観客の一部が舞台に上って人形操りを体験した。
観劇した榎列小学校(南あわじ市)5年の女児(10)は「手話を交えた劇は珍しいので、とても興味深かった」と楽しんだ様子だった。
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手話を交えて人形劇「一寸法師」が上演された=洲本市市民交流センター
神戸新聞-2013/8/18 05:30
淡路聴力障害者協会(洲本市)や島内の手話サークルなどでつくる実行委員会の主催。聴覚障害について理解を深めてもらおうと、同劇団を招致した。
同劇団は、障害の有無に関係なく楽しめる人形劇づくりを目指し、1980年に結成。劇団名の「デフ」は「聞こえない」という意味の英語で、聴覚障害者と健聴者が協力して演じる。島内での上演は4回目。
劇中では聴覚障害者の2人が人形を操り、健聴者の2人が語りや楽器演奏を担当した。舞台の端に字幕が流れる大型画面を設置したほか、出演者が手話を交え、聴覚障害者が内容を捉えやすいように工夫。一寸法師が鬼を退治する見せ場では、法師の人形が宙を舞ったり、鬼の中に入ったりして、迫力ある動きが観客を楽しませた。上演後、観客の一部が舞台に上って人形操りを体験した。
観劇した榎列小学校(南あわじ市)5年の女児(10)は「手話を交えた劇は珍しいので、とても興味深かった」と楽しんだ様子だった。
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手話を交えて人形劇「一寸法師」が上演された=洲本市市民交流センター
神戸新聞-2013/8/18 05:30