道は本年度、福祉や教育などの社会的課題をビジネスの手法で解決する「ソーシャルビジネス(SB)」のモデル事業に取り組む。民間事業者に委託し、10月上旬をめどに障害児と健常児が一緒に遊べる屋内遊戯場を札幌市内に開設。友達づくりや保護者同士の交流に役立ててもらう。
SBは財政難の行政などに代わり、ビジネスとして育児や介護などのサービスを実現していく考え方。主にNPOが担い手となり、インターネットの子育て情報サイトや、地域住民の交流の場となるコミュニティーカフェの運営などが道内外で進められている。
屋内遊戯場は「ぱれっと」の名称で札幌市東区北34東27にオープンする。障害児と健常児が気軽に遊べる場を提供するのが狙い。使用していない約480平方メートルのタマネギ貯蔵用倉庫を借り、内部に喫茶店を併設する。利用対象は6カ月〜12歳。料金は1人1時間数百円となる見込みで、ランニングコースや遊具などで自由に遊べる。
運営は障害者就労支援のダイバーシティ&インクルージョンマネジメント(札幌)が請け負う。専門知識を持った保育士ら数人をスタッフとして雇用し、札幌市内と近郊の就労支援施設などを通じて保護者に利用を呼びかける。道は国の交付金を活用し、事業費として同社に1800万円を支給。モデル事業の期間は来年2月末までで、同社は3月以降も自社の事業として施設の運営を続ける。
<北海道新聞8月18日朝刊掲載>
SBは財政難の行政などに代わり、ビジネスとして育児や介護などのサービスを実現していく考え方。主にNPOが担い手となり、インターネットの子育て情報サイトや、地域住民の交流の場となるコミュニティーカフェの運営などが道内外で進められている。
屋内遊戯場は「ぱれっと」の名称で札幌市東区北34東27にオープンする。障害児と健常児が気軽に遊べる場を提供するのが狙い。使用していない約480平方メートルのタマネギ貯蔵用倉庫を借り、内部に喫茶店を併設する。利用対象は6カ月〜12歳。料金は1人1時間数百円となる見込みで、ランニングコースや遊具などで自由に遊べる。
運営は障害者就労支援のダイバーシティ&インクルージョンマネジメント(札幌)が請け負う。専門知識を持った保育士ら数人をスタッフとして雇用し、札幌市内と近郊の就労支援施設などを通じて保護者に利用を呼びかける。道は国の交付金を活用し、事業費として同社に1800万円を支給。モデル事業の期間は来年2月末までで、同社は3月以降も自社の事業として施設の運営を続ける。
<北海道新聞8月18日朝刊掲載>