Quantcast
Channel: ゴエモンのつぶやき
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

障害者働くジュース工場…浜松に完成

$
0
0
 浜松市北区三幸町に、知的障害者らが地元産の果物などを使ってジュースを作る工場が完成した。障害者にとって作業の中心だった部品組み立てなどの下請け業務は減少しており、工場の運営法人は、ジュースの販売・製造で障害者の仕事を確保するとともに、ジュースのブランド化を進め、障害者のスキルアップや自己実現につなげたい考えだ。本格的な販売は10月に始まる。

 工場は、福祉事業所を運営する同区の社会福祉法人「復泉会」が約2億2800万円をかけて完成させた。鉄骨造2階建てで、延べ床面積480平方メートル。浜松市産のミカンやトマトなどを原料としたジュースを生産する予定で、果物の洗浄、粉砕などを行う機械が設置されているほか、販売スペースも設けられている。同会は8月から新たに25人の障害者を受け入れ、製造・販売作業を行っている。

 福祉事業所では従来、自動車メーカーなどの下請けとして、部品の組み立て作業などが業務の中心だったが、2008年のリーマンショックや企業の海外移転で作業量は減少傾向にある。同会は仕事量を確保するため、オリジナルブランド「KuRuMiX」の布製品や食品などを生産、販売してきた。

 同会の永井昭理事長は「これまで障害者は事業所の利用者でしかなかった。(障害者の)仲間たちが社会に誇れる工場にしたい」と話している。

(2013年8月26日 読売新聞)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

Latest Images

Trending Articles

<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>