障害者福祉事業に取り組む福知山市南栄町のNPO法人人権の会しあわせネットワークが、社会福祉法人化して新たなスタートを切る。30日に岡ノ三教育集会所で設立総会を開く。法人名称は「しあわせネットワーク」。
NPOは05年に設立。南栄町で障害者就労継続支援B型事業所「しあわせネット・勇気」を運営して、利用者らが農産物栽培や、受注する食品加工などの仕事をしている。利用者の手取りを増やそうと努めてきたが、どうしても非営利団体としての壁があり、社会福祉法人化が念願だった。
社会福祉法人になる大きな利点は2つ。NPOの時よりも補助金や税制上の優遇措置を受けられることと、社会的な信頼が増すこと。NPOの一井義光事務長は「金銭的なことはもちろんあるが、一番は働いている人に自信が生まれること。家族のみなさんにも安心感がある」と話す。
新たな事業も始める。岡ノ三町にある市の遊休施設を賃貸して内部を改装し、農園での収穫物も使ったレストランとして11月にオープンする予定。他に食品加工場や、おからを活用したかりんとうなどを作る工房、ゆらのガーデン最寄りの立地を生かして福知山特産品の土産物店も始める計画がある。
非雇用型のB型事業所より企業性が高く、最低賃金を保障するA型事業所への移行も見据えて、障害者が生き生きと働ける環境づくりを目指す。
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写真=レストランに改装する市の遊休施設
両丹日日新聞2013年8月29日のニュース
NPOは05年に設立。南栄町で障害者就労継続支援B型事業所「しあわせネット・勇気」を運営して、利用者らが農産物栽培や、受注する食品加工などの仕事をしている。利用者の手取りを増やそうと努めてきたが、どうしても非営利団体としての壁があり、社会福祉法人化が念願だった。
社会福祉法人になる大きな利点は2つ。NPOの時よりも補助金や税制上の優遇措置を受けられることと、社会的な信頼が増すこと。NPOの一井義光事務長は「金銭的なことはもちろんあるが、一番は働いている人に自信が生まれること。家族のみなさんにも安心感がある」と話す。
新たな事業も始める。岡ノ三町にある市の遊休施設を賃貸して内部を改装し、農園での収穫物も使ったレストランとして11月にオープンする予定。他に食品加工場や、おからを活用したかりんとうなどを作る工房、ゆらのガーデン最寄りの立地を生かして福知山特産品の土産物店も始める計画がある。
非雇用型のB型事業所より企業性が高く、最低賃金を保障するA型事業所への移行も見据えて、障害者が生き生きと働ける環境づくりを目指す。

写真=レストランに改装する市の遊休施設
両丹日日新聞2013年8月29日のニュース