Quantcast
Channel: ゴエモンのつぶやき
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

相模原の障害者、福島応援 特別支援学級生と就労施設メンバー、二本松を来月訪問 /神奈川

$
0
0
 ◇避難中の仲間と音楽会で交流

 相模原市立弥栄中(和田再生校長)の特別支援学級の生徒と、近くにある障害者の生活介護・就労施設「ウディーショップきこり」(同市中央区相生)のメンバーが10月10〜12日、「福島で元気を」と福島県二本松市を訪れる。東京電力福島第1原発事故で同県浪江町から避難した障害者福祉サービス事業所「アクセスホームさくら」の利用者と交流し、共に歩み活動することで互いの思いやりと元気、豊かに生きる力をはぐくむ。【高橋和夫】

 同学級から軽い情緒・知的障害の1〜3年の全生徒17人が初めて県外での活動に参加し、担任の佐々木真知子教諭(60)ら4人が付き添う。「きこり」からは施設で組み木作りなどの仕事をする16人と職員6人のほかサポーターも訪れる。

 東日本大震災では大津波被害と原発事故が重なり、同原発周辺にあった障害者施設の入所者たちは避難のために離散し、より多くのハンディを背負った。「きこり」を運営するNPO法人は福島県知的障害者施設協会に100万円をカンパして支援し、「さくら」と交流するきっかけとなった。

 「さくら」では利用者20人のうち12人が2011年8月、二本松市の仮事業所に避難し、ラスクなどの菓子作りを再開した。「きこり」は避難生活を余儀なくされた仲間を励まし、自分たちも頑張る元気をもらおうと昨年2月、「さくら」の利用者と職員を相模原市に招き、手話コーラスなどの音楽会を開いた。二本松市への訪問は、これに続く2度目の交流となる「福島応援団ツアー」だ。

 音楽会では同学級の生徒15人も校外活動として特別参加し、沖縄のエイサー踊りと大太鼓演奏を披露して励ました。生徒たちが懸命に踊り、演奏するひたむきな取り組みと生きる力の輝きが参加者の感動を誘った。学級を担当する佐々木教諭と宮井和敏教諭(55)は、「踊りと演奏を通じて生徒たちが思いやりの心を膨らませ、自信をつけて成長していく」と話す。

 「きこり」のメンバーはこうした話を聞き、「生徒たちの個性の魅力をもっと引き出したい。被災し避難した人たちに元気を届けることで、もっと輝きを増してほしい」と生徒たちの参加を要望。応援団ツアーのメイン活動に据えた。

 一行は貸し切りバス2台で10日に二本松市入りし、11日に同市民交流センターで音楽会を開催。12日は、「被災地障がい者支援ふくしまセンター」の事務局のメンバーらと懇親会を開く.

毎日新聞 2013年09月17日 地方版

Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>