視覚障害者がタブレット型端末を使って様々な情報を得る方法を知ってもらおうと、塩尻市のNPO法人と県松本盲学校(松本市旭)が視覚障害者や高齢者を対象にしたセミナーを開いた。22日に同校で開かれたセミナーには40人が参加。同法人は、今後も視覚障害者向けのセミナーを開いていきたい考えだ。
企画したのは、パソコン講習会を企画運営する塩尻市のNPO法人「グループHIYOKO(ひよこ)」。同法人は、2月に視覚障害者を対象にした同様のセミナーを開いており、より多くの視覚障害者にタブレット型端末の活用方法を知ってもらおうと、今回、初めて同校と共催した。
講師を務めたのは、日本眼科学会専門医で、視覚障害者向けのセミナーなどを手がける企業「Gift Hands(ギフト・ハンズ)」代表の三宅琢(たく)さん(34)(東京都港区)。
三宅さんは、米アップルのタブレット型端末iPad(アイパッド)や、スマートフォンiPhone(アイフォーン)を示しながら、カメラや音声認識アプリなどを使って本や街の看板の文字を拡大して読んだり、映像や画像を離れた人に送って道案内や商品選びを手伝ってもらったりするなど、多彩な活用方法を紹介した。
三宅さんは「視覚障害は情報が得られないことの障害。視覚障害があっても端末が使えることを知ってもらい、人生を楽しむための道具にしてもらえれば」と説いた。
参加者で弱視という松本市北深志、松村義一さん(60)は「自分にはできないと諦めることは多いが、端末を使えば出来るかも知れないと思った」と話していた。
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iPadを持ちながら「視覚障害者も活用できる」と話す三宅さん(22日、松本盲学校で)
(2013年9月24日 読売新聞)
企画したのは、パソコン講習会を企画運営する塩尻市のNPO法人「グループHIYOKO(ひよこ)」。同法人は、2月に視覚障害者を対象にした同様のセミナーを開いており、より多くの視覚障害者にタブレット型端末の活用方法を知ってもらおうと、今回、初めて同校と共催した。
講師を務めたのは、日本眼科学会専門医で、視覚障害者向けのセミナーなどを手がける企業「Gift Hands(ギフト・ハンズ)」代表の三宅琢(たく)さん(34)(東京都港区)。
三宅さんは、米アップルのタブレット型端末iPad(アイパッド)や、スマートフォンiPhone(アイフォーン)を示しながら、カメラや音声認識アプリなどを使って本や街の看板の文字を拡大して読んだり、映像や画像を離れた人に送って道案内や商品選びを手伝ってもらったりするなど、多彩な活用方法を紹介した。
三宅さんは「視覚障害は情報が得られないことの障害。視覚障害があっても端末が使えることを知ってもらい、人生を楽しむための道具にしてもらえれば」と説いた。
参加者で弱視という松本市北深志、松村義一さん(60)は「自分にはできないと諦めることは多いが、端末を使えば出来るかも知れないと思った」と話していた。
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iPadを持ちながら「視覚障害者も活用できる」と話す三宅さん(22日、松本盲学校で)
(2013年9月24日 読売新聞)