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Channel: ゴエモンのつぶやき
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Kinectを使った重度障害者活動支援システム「OAK」

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"これはOAK(オーク)という製品で、東京大学 先端科学技術研究センターが日本マイクロソフト社の協力を得て共同で開発した、重度の身体障害のある方向けのソフトウェアです。"

"Kinectというカメラは、3次元的に人がどの位置にいるのかどんなポーズをしているのかというのが分かります。その機能を使って作ったのが私たちが「エアスイッチ」と呼んでいるシステムです。これは、仮想のスイッチを空中に描くことができます。例えば頸髄損傷で首から上しか動かない方の顔の横にスイッチを設置して、体のどの部分でもいいのですが、例えば頭が入るとこのようにスイッチが入ります。"

"エアスイッチは、距離を読むものですが、色の変化を読む「モーションヒストリー」という機能があります。人が動いたということを認識するとその部分に色を付けます。例えば、このモーションヒストリーで口が動くということが分かったとしたら、口の近くににスイッチを貼ってみるということができます。実は今結構動かしていますが、1ミリ動くか動かないかくらいの精度で読み取る事ができます。ですから、これまで全然動かないといわれているような人たちが、実は肩のあたりが動いたとか科学的なデータをもとに、可能性をもっと引き出せると思います。"

"最後は顔の動き(フェイススイッチ)です。多少首が動いてもずっとついてきます。口を開くとスイッチが入ります。これは、口の動きだけではなくて、舌の出し入れや瞬き、顔の角度をスイッチにすることもできます。"

"これは、今年の4月から販売しています。もうすぐ北米やヨーロッパでも販売する計画が進んでいるところです。"


マイナビニュース-[2013/09/26]本記事は「Biz-ShowTV」から提供を受けております。

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