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Channel: ゴエモンのつぶやき
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音楽祭 障害者が企画・運営…横浜で第1弾

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 障害者が企画・運営し、著名なアーティストを招く音楽祭「GCグランドフェスティバル0」が7日、横浜港の大さん橋ホールで開かれた。障害者が健常者と隔たりなく当たり前に働ける社会を目指そう――とのメッセージを発信する催しで、第1弾の今回は、クレイジーケンバンドが出演し、満席の会場を盛り上げた。

 「0(ゼロ)という記念すべき回に呼んでいただき、感謝します。今日は楽しめよ」。ボーカルで横浜市出身の横山剣さんが呼びかけると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

 イベントは、全身の筋力が衰える筋ジストロフィーで車いす生活を送る貝谷嘉洋さん(43)が代表を務めるNPO法人「日本バリアフリー協会」が企画。デンマークの患者団体が開く「グリーンコンサート」をモデルに、肢体不自由者ら約20人がアーティスト探しや協賛金の獲得、ホームページの作成などに奔走してきた。

 928席分のチケットは完売。貝谷さんは「障害者が日常的な場面に普通に存在する社会の良さに気づいてもらいたい。毎年続けて、多くの人に観客やビジネスパートナーとして関わってほしい」と意気込む。母親と来た横浜市中区の主婦吉山真弓さん(40)は「障害を持つ方もさり気なくサービスをされていて、全く違和感がなかった。普通に一緒に働ける社会に向けて起爆剤になれば」と話していた。


来場者にパンフレットなどを渡す実行委のメンバー(7日、横浜港の大さん橋ホールで)

(2013年12月8日 読売新聞)

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