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難病・障害者への周囲の理解呼び掛け

 厚生労働省指定の難病「クローン病」を患いながら活動するフルート・オカリナ奏者の奥田良子さん(47)と、夫でベース奏者の勝彦さん(60)のコンビで、神戸市を拠点とする「エスペランサ」のコンサートが7日、浜田市弥栄町長安本郷の弥栄会館であった。夫婦で優しい音色を奏でながら、病気や障害を抱える人への理解を呼び掛けた。

 良子さんは音楽大在学中の21歳でクローン病を発症。絶望を乗り越えて夫とコンビを組み、全国各地でコンサートを行っている。

 この日は良子さんが、周囲の励ましなどで挫折を克服したエピソードを語りながら、夫婦で「少年時代」「イエスタデイ・ワンスモア」など11曲を演奏した。良子さんは「病気や障害がある人が望んでいるのは周りの人の理解。『大丈夫?』と声を掛けてもらえるだけで、あとちょっと頑張ろうと思える」と語り掛けた。

 コンサートは、人権週間(4〜10日)に合わせた浜田市弥栄自治区の「人権を考えるつどい」として開催。子どもからお年寄りまで50人が聴き入った。

山陰中央新報-39 分前

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