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聴覚障害者が災害への備え 富山、心肺蘇生など学ぶ

「みんなで考えよう、災害に備えて聴覚障害者が出来ること」をテーマに、聴覚障害者が心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使い方を学ぶ学習会が15日、富山市木場町の県聴覚障害者センターで開かれた。県聴覚障害者の医療を考える会主催。

 富山大大学院医学薬学研究部の有嶋拓郎客員教授が(52)が、近隣と人間関係を築いておくことや、個人でできることを増やす大切さについて講義。その後、富山市消防局の職員9人が手話通訳者を介して、呼吸の確認の仕方やAEDの使い方を指導した。AEDの講習では、機械の自動音声案内に頼らなくてもいいように、ランプの色や点滅で手順を確認しながら覚えた。

 同会の水木由美子会長は「一般的な講習会では説明を聞くことができなくて参加を遠慮する人もいるので、よかった。きょう体験したことを生かしてほしい」と話した。

朝日新聞デジタル--2013年12月16日03時00分

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