県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」(袖ケ浦市蔵波)で知的障害のある19歳の少年が職員から暴行を受けた後に死亡した問題で、障害者の保護者らでつくる「千葉県手をつなぐ育成会」(千葉市、会員約4000人)は17日、県に対し、真相究明のための外部委員会設置や被害者救済などを求める申し入れを行った。
同会の田上昌宏会長が県庁で山田勝士・障害福祉課長に手渡した。申し入れ書では、外部委員会を早急に設置して虐待の真相解明にあたる▽暴行被害者らに地元市町村の支援者をつけて心のケアをする▽現場を統括する施設長の責任を明確にする▽職員の専門性を検証し、風通しのよい職場にする−−などを求めた。
山田課長は「できるだけ早く実行するよう尽力する」と答えたという。田上会長は「信頼していた県の施設で起き、『裏切られた』という気持ち。一日でも早く落ち着いて利用者を支援できる現場になってほしい」と話した。
毎日新聞 2013年12月18日 地方版
同会の田上昌宏会長が県庁で山田勝士・障害福祉課長に手渡した。申し入れ書では、外部委員会を早急に設置して虐待の真相解明にあたる▽暴行被害者らに地元市町村の支援者をつけて心のケアをする▽現場を統括する施設長の責任を明確にする▽職員の専門性を検証し、風通しのよい職場にする−−などを求めた。
山田課長は「できるだけ早く実行するよう尽力する」と答えたという。田上会長は「信頼していた県の施設で起き、『裏切られた』という気持ち。一日でも早く落ち着いて利用者を支援できる現場になってほしい」と話した。
毎日新聞 2013年12月18日 地方版