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西東京・障害者虐待:都処分後も改善なく 保護者ら、理事解職申し立て /東京

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 西東京市の知的障害者入所施設「たんぽぽ」(社会福祉法人田無の会運営)の虐待問題。法人に対し、理事全員の解職を勧告するよう市に求めた保護者や職員らは18日、記者会見を開き、都から指定の一部効力の停止(新規利用者の受け入れ停止)処分を受けた後も、施設では入所者への対応が抜本改善されていないと訴えた。

 申立書の提出後、厚生労働省内で開いた会見で、職員の一人は「利用者さん(入所者)の耳元で職員が罵声を浴びせ、その方が自傷行為をしてしまうなど、都の処分の後も暴言などの虐待は改まっていない」と証言。

 別の職員によると、9月に処分を受けて、10月下旬に開いた職員と保護者向けの説明会では、施設幹部が虐待を否定したという。さらに、殴打や冷水シャワーを浴びせるといった入所者への虐待を認定した第三者委員会の報告を「でっちあげ」と発言。理事長は第三者委を法的に訴えるとも話したという。

 また、説明会の当日、一部職員は家族や理事長らを前に「私たちは虐待を直接、見聞きしてきた」と訴えたが、訴えた職員は冬の賞与をカットされたりしたという。昨年は職員38人中10人が退職。職員の約半数が勤続2年未満といい、経験の浅い職員が多い状況で、入所者に接する危険性も指摘した。

 元入所女性の母親の宮内千穂子さん(74)と、在籍する男性入所者の父親の河西敦雄さん(76)は、10年以上前から保護者の訴えがあったと明かした。

 元入所者の保護者らでつくる「たんぽぽ被害者の会」と在籍者の保護者らによる「たんぽぽをよくする会」の各代表と職員、元職員らはこの日午前、申立書を西東京市の丸山浩一市長あてに提出。対応した市障害福祉課は「分かりました」と受け取ったという。

毎日新聞 2013年12月19日〔都内版〕

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