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共に生きる:成功へ思い込め揮毫 障がい者芸術文化祭、県庁に実施本部設置 /鳥取

 県は、今年開催される「第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会」の実施本部を県福祉保健部内に1日付で設置した。6日には発足式が開かれ、平井伸治知事らが看板を掛けた。

 看板は、日南町出身で倉吉市の障害者支援施設に入所する高橋俊和さん(38)が揮毫(きごう)。高橋さんは脳性まひのため手足が不自由で、左足の親指と人さし指の間に筆を挟み書き上げた。

 力強い文字が書かれた看板を、高橋さんと平井知事、松田佐恵子・県福祉保健部長の3人で本部前に設置。平井知事は「障害者と共に生きていく、この素晴らしい輪が全国、世界に広がることを期待している。成功に向け、力強く皆さんがサポートすることが大切」と職員に訓示した。高橋さんは「文化祭が成功するようにとの思いで書きました。不自由だからと言って特別視せず、作品を見てほしい」と話した。

 同文化祭は7月12日〜11月3日に県内各地で開催。期間中、全国の障害者が制作した絵画などの芸術作品の県内巡回展や、アーティストと障害者が共同で作品を制作する「アーティストリンク」の作品展示などが計画されている。

毎日新聞 2014年01月07日 地方版

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