小中学校の「まなび」「ことば」通級指導教室の合同公開講座が、佐賀市のメートプラザ佐賀であった。国立特別支援教育総合研究所企画部の笹森洋樹総括研究員が、「幼児期から青年期までをつなぐ支援」と題し、障害のある子どもたちの自立に向けた切れ目のない支援のあり方を説いた。
笹森さんは「青年期までの各ステージのうち、中学から高校へのつながりが比較的弱い」と指摘。入試への影響を心配し、生徒の支援情報を高校側に提供しない例を挙げ、「むしろ、個別の支援計画がある生徒を優先的に入学させる高校が出てくれば」と期待した。「家庭と学校が連携するには、焦らずに長い目で成長を見守ることが大切」と助言した。
青年期までに必要な支援として、「肯定的な自己理解」を促すため、本人を認めてくれる大人や友人の存在が必要とした。「成功体験の蓄積」ができるような安心感ある人間関係と居場所があり、ストレスをためない環境も大事だと訴えた。
通級指導教室の教諭らでつくる県LD・ADHD等教育研究会、県難聴・言語障害教育研究会が主催。教諭や支援員、保護者ら約240人が参加した。
佐賀新聞 : 2014年01月08日更新
笹森さんは「青年期までの各ステージのうち、中学から高校へのつながりが比較的弱い」と指摘。入試への影響を心配し、生徒の支援情報を高校側に提供しない例を挙げ、「むしろ、個別の支援計画がある生徒を優先的に入学させる高校が出てくれば」と期待した。「家庭と学校が連携するには、焦らずに長い目で成長を見守ることが大切」と助言した。
青年期までに必要な支援として、「肯定的な自己理解」を促すため、本人を認めてくれる大人や友人の存在が必要とした。「成功体験の蓄積」ができるような安心感ある人間関係と居場所があり、ストレスをためない環境も大事だと訴えた。
通級指導教室の教諭らでつくる県LD・ADHD等教育研究会、県難聴・言語障害教育研究会が主催。教諭や支援員、保護者ら約240人が参加した。
佐賀新聞 : 2014年01月08日更新