障害者虐待について考えるシンポジウムが10日、浜松市中区であった。毎日新聞の野沢和弘論説委員が「障害者虐待とは何か〜誰もが安心して暮らせる社会に」の演題で基調講演した後、保護者や支援者、施設従事者らがそれぞれの立場で意見交換した。
知的障害者の権利を守る活動をしているNPO法人の副代表を務める野沢論説委員は、具体的な過去の事件例などを紹介しながら、2012年10月に施行された障害者虐待防止法について解説した。
障害者虐待について「どこでも虐待の芽は生まれる。小さな芽を見て見ぬふりをすると、感覚がまひする」と虐待がエスカレートしていく恐ろしさを伝えた。また、障害者支援の現場で見られる身体拘束につながる問題行動について「必ず解決の糸口はあると信じるようになってきた。身体拘束は本質的な解決にならないばかりか、問題行動を作る」と説明し、一人一人のニーズに合った支援の重要性を訴えた。
毎日新聞 2014年01月11日 地方版
知的障害者の権利を守る活動をしているNPO法人の副代表を務める野沢論説委員は、具体的な過去の事件例などを紹介しながら、2012年10月に施行された障害者虐待防止法について解説した。
障害者虐待について「どこでも虐待の芽は生まれる。小さな芽を見て見ぬふりをすると、感覚がまひする」と虐待がエスカレートしていく恐ろしさを伝えた。また、障害者支援の現場で見られる身体拘束につながる問題行動について「必ず解決の糸口はあると信じるようになってきた。身体拘束は本質的な解決にならないばかりか、問題行動を作る」と説明し、一人一人のニーズに合った支援の重要性を訴えた。
毎日新聞 2014年01月11日 地方版